性病(STD)は自然治癒する病気ではありません。医師による性感染症(STD)診断、治療はお早めに。
HOME > 性感染症について > 性感染症よくある質問 > B・C型肝炎に関するご質問
B型肝炎ウイルス(HBV)に感染すると、どのような症状がでますか?
HIV感染症(エイズ)は男性間の性交渉で多いと聞きますが、女性間でも感染しますか?
HIV感染症(エイズ)の感染から発症までの潜伏期間はどれくらいですか?
B型肝炎とは、HBVに感染した状態の事をいい、感染経路としては、血液を介しての感染で輸血、医療行為などが主となりますが、ディープキスや性行為でも感染します。また、B型急性肝炎の5~30%は、性行為によるものといわれています。
C型肝炎とは、HCVに感染した状態の事をいい、感染経路としては、血液を介しての感染で輸血、医療行為などが主となります。また、性的接触により感染しますが、比較的少ないです。
B型肝炎ウイルスに感染された場合、発熱・黄疸・嘔吐等が発症します。ただ、全く症状が無いまま治癒する方もいらっしゃいます。また、一部の方で無症候性キャリアーや慢性肝炎となる事もあり、感染された方の1%は、劇症肝炎を起こし、死に至る事もあります。
C型肝炎ウイルスに感染された場合、黄疸・発熱・消化器症状・倦怠感等が発症します。また、B型急性肝炎に比べて症状は軽度で、劇症肝炎を起こす事は稀ですが、急性肝炎の60~80%は慢性肝疾患へ移行します。
HIV感染症は、男性間の性行為での感染が多いのは、肛門性交の際のSTD予防がされていない例が多く考えられますが、女性同士でも感染する可能性は十分にあります。
HIV感染症の潜伏期間は、大体1年以内といわれています。が、長い方では10年以上といわれています。
男性、女性ともに不妊症の原因になる場合があります。特に女性の場合、妊娠期に感染していると、流産や早産の原因に。さらに、子供が感染して産まれた場合、肺炎や失明の原因になったり、死にいたることもあります。必ず妊婦検診を受けましょう。また、HIV(エイズウイルス)に感染する可能性が通常の3~5倍高くなると言われています。性感染症(STD)は放置していると、最悪の場合、死に至ることもある恐ろしい病気です。自分とパートナーのためにも、定期的に検査を受けるようにしましょう。