パイプカット男性の避妊治療

パイプカットについて

パイプカット治療とは、精巣で作られた精子を運ぶ管である精管（せいかん）を切断することで、精子の通り道をなくしてしまう避妊治療です。精管（せいかん）が切断されるため射精時に精子は出なくなりますが、精液は今までと変わらず出るため射精の感覚が変わることはありません。
パイプカットにより、精力や男性ホルモンが低下することはありません。パイプカット治療によりコンドームを使用する必要がなくなり、よりセックスに集中できることもあります。

パイプカット（避妊手術・不妊手術）治療は母体保護法に基づいて行われます。
結婚されている方、お子さんが1人以上いらっしゃる方、配偶者（事実婚を含む）の同意が必要になります。治療には配偶者の同意書が必要になりますので、ご記入頂きご持参ください。
＊注意事項
パイプカット治療後に、再び精管をつなげて元に戻すことはできません。医学的に完全に不可能なことではありませんが、再開通の回復は保証できません。

治療方法

精子の作られる精巣（睾丸）から延びる精管が通常左右に1本ずつあります。その精管を切断し、両端を糸で縛り、切断した後にさらに精管の両端を電気焼灼します。手術時間は通常30分程度です。吸収性の溶ける糸で縫合しますので抜糸に来院する必要はありません。
治療後の傷は、陰嚢のシワシワの皮膚の中に隠れますのでほとんど目立たなくなります。
札幌中央クリニックでは、マスク麻酔による「完全無痛麻酔」も可能です。
パイプカット配偶者同意書はこちらからダウンロードしてください。

パイプカット同意書

パイプカット治療の注意事項

・当日から普段の生活やお仕事は可能ですができるだけ安静にお過ごしください。
・治療後、陰嚢切開部にガーゼと固定テープが3日間つきます。
・治療4日目よりシャワーが可能です。（3日間は患部が濡れないようにシャワ－を浴びて下さい）。入浴は2週間以降からです。糸は吸収糸（抜糸は不必要）を使用しますので通常1ヵ月前後でなくなると思われます。
・性行為は3週間後からとなります（精液検査までは避妊が必要です）。
・20～30回以上射精をしてから精液検査に必ず来院して下さい。
・精液検査の結果で精子が残っていなければ、避妊が必要なくなります。
・アルコ－ルや激しい運動は1週間控えて下さい。
・パイプカット治療と同時に包茎治療などの他の治療も受けることも可能です｡
・治療後の経過に関しては個人差がありますので、説明の指示に従ってくださいますようお願いします。
・精液検査の結果が分かるまでは避妊をして下さい。

アフターケア

治療後の経過や結果については遠慮なくご相談ください。
ご希望であれば予約の上ご来院いただいて、心配・疑問・不安をお伺いする万全のアフターケアを行っております。
札幌中央クリニックでは治療後、24時間体制でサポートしております。

完全無痛麻酔で治療可能

治療は局所麻酔で行います。注射が苦手という方は札幌中央クリニックでは、マスク麻酔または静脈麻酔による「完全無痛麻酔」（別途麻酔代）が可能です。
麻酔により眠り、気がついたときには治療は終了しています。

麻酔の種類		料金（税込）
マスク麻酔	マスクから麻酔ガスを吸い眠ります	55,000円
静脈麻酔	点滴により眠ります	55,000円

他の手術と同時治療

パイプカット術と同時に包茎手術、亀頭増大、陰茎増大、長茎術、亀頭強化（早漏治療）、亀頭周辺のぶつぶつの除去、シリコンボールなど一度にご希望の治療を同日治療可能です。
同時に複数の手術をした場合、麻酔も一度で済みますし術後のケアも一度で同時に治っていきます。
ご希望の方はカウンセリング時にお伝え下さい。
また、お帰りになってからご心配なこと・ご不明な点等ございましたら、専門の男性スタッフまたは看護師が親身に24時間サポートしていますのでご安心ください。